ここ数年、日本企業の海外進出がブームとなっています。日本市場が成熟し、多くの産業が緩やかに衰退へと向かう中、このまま国内市場に大きく依存することを最大のリスクと捉え、チャレンジする日本企業が増えることは喜ばしいことです。しかし、メディアやサービスを供給する側が創り出しているブームに踊らされてはいないでしょうか? ブームに踊らされ、必要もないのに中国企業と合弁会社を設立し、最終的には合併相手ともめてしまって身動きが取れず、投資を引き揚げることもできずに、毎月赤字を垂れ流し続けている企業の話は、実際、よく耳にします。また、それを聞いて海外への進出はリスキーだからやめた方がいいのでは、という極論に走る方もいます。
しかし、ここでの重要な問題は、「海外進出をした」ことではありません。問題の本質は、リスキーな市場に対して、リスキーな参入戦略を選び、リスキーな相手と組んだことです。本当に他の選択肢はなかったのでしょうか? 例えば中国の場合、香港の代理店経由での販売、Web経由での直接販売など、可能性はいろいろあったのではないでしょうか。
当セミナーでは、海外での販路を開拓する際の参入戦略の決定方法と実行方法、そして、その活動をサポートするカタログやWebなどの販促ツールの活用方法について、事例を交えながらご紹介します。
製造業のマーケティング、国際事業、営業部門の決裁担当および経営者層で、次のようなことでお悩みの方
- 成熟した日本国内マーケットを飛び出し、海外に向けて挑戦し、さらに業績を伸ばしたい
- 円安による輸出を倍増させたい
- 顧客開拓や販路構築の具体的な取り組み方を知りたい
- すでに海外向けWebサイトはあるが、集客強化に課題を抱えている
- 現地の文化や商流をくみ取ったコンテンツやメディアで広く製品をアピールしたい
- 講師:フェネトル・パートナーズ株式会社 代表取締役長谷川 靖志 氏
海外販路開拓の基本 ~戦略の失敗は戦術では挽回できない~
- ▶どこへ行って、何をするのか?
- ▶リスクをどこまで取る必要があるのか?
- ▶何社に会うのか? 最終的に何社と仕事をするのか?
市場ごとに文化や市場性の違いがあり、そこで成功するためのノウハウは確かに存在すると思います。しかし、ノウハウ(Know-How)のHowはやり方です。やり方を考える前に、そもそもどこへ行くのか?(Where)、何をするのか?(What)、誰と組むのか(Who)が先に来るべきです。当セッションでは、ノウハウ(やり方)では解決できない問題を抱える前に、そもそも企業が海外へ進出する際にやらなければならないことについてご紹介いたします。
講師プロフィール
フェネトル・パートナーズ株式会社 代表取締役。1970年生まれ。1993年早稲田大学商学部卒業。営業系コンサルティングファームを経て、1999年に独立。消費財、製薬、物流、住宅、保険、IT、小売業等で市場調査、営業戦略立案、新規事業開発、組織・業務設計等、100以上のプロジェクトを経験。2008 年にフェネトル・パートナーズ合同会社を設立。主に北米や東南アジアにおける販路開拓や営業・貿易サポート等、日本企業の国際ビジネス支援業務を担当。
ペンシルベニア州日本投資事務所 投資アドバイザー、バージニア州公認トレードコンサルタント、株式会社 ヒューマンロジック研究所シニアコンサルタント
- 講師:株式会社インフォキュービック・ジャパン 代表取締役山岸 ロハン 氏
成功事例から学ぶ、手堅い海外進出をするための実践的WEBマーケティング
- ▶海外からの問い合わせを獲得する方法
- ▶製造業の海外WEBマーケティングでの成功事例
- ▶世界のインターネット市場を知った上でやるべき対策について
海外での市場進出・事業拡大が課題である今、海外向け事業やWEBマーケティングの実践に力を入れようとしている企業様も多いと思います。 本セミナーでは、日本の海外WEBマーケティング業界をリードするインフォキュービック・ジャパンが、製造業の海外検索エンジンマーケティングや、海外WEBサイト制作について、成果を上げるためのポイントを、豊富な事例を交えながらお話しします。
講師プロフィール
株式会社インフォキュービック・ジャパン代表取締役。1974年生まれ。趣味はピアノ。留学のため渡米しMinnesota State University, Mankatoを卒業。1998年より米国にて検索エンジンマーケティングに従事。世界中に検索エンジンマーケティングのプロフェッショナルネットワークを構築。2002年米国 にてInfo Cubic LLCを設立。多言語のウェブマーケティングに関する情報発信を続けており国内外で多数のセミナー講演を行っている。
著書に「海外SEO/SEM」(翔泳社)、Digital Marketing in Asiaがある。
- 講師:株式会社テックコミュニケーションズ
川瀬 慶裕 × 株式会社スタジオゲット
失敗しないための現地営業支援ツール制作上の注意点
- ▶知らなかったではすまされない海外販促ツール制作の3つのポイント
[デザイン・コピー/宗教・文化/著作権] - ▶クリエイティブ成功事例
日本国内から海外市場へプロモーションを導入する際のクリエイティブの趣向性や宗教・慣習・文化による表現規制、著作権・肖像権の保護方法について、アジアマーケット、ヨーロッパマーケットとの違いなど実例と共に注意点や対応方法をご紹介します。
講師プロフィール
株式会社テックコミュニケーションズ クリエイティブ部 プランニンググループ。
DTPやマルチメディアの制作を経て1990年初頭のインターネット黎明期よりデジタル領域全般のプロデュースに携わる。現在は、幅広い実務経験を基にメディアを問わず様々な企業の国内、海外プロモーションを手掛けている。
日時 | 2015年11月19日(木)14:00~17:00 [開場]13:30 [開始]14:00 [終了予定]17:00 |
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受講料 | 無料 |
定員 | 90名(先着順:定員を超えた場合、その旨をご本人に連絡します) |
会場 | 関東ITソフトウェア 健康保険組合 山王健保会館2階 会議室A アクセス: |
受付を終了いたしました。たくさんのお申込みをありがとうございました